戦争と平和、そして無記

国際政治や歴史、およびその根底にある人類の心のメカニズムについて考察していきます。

第百十八回 ワクチンを打たない人間は非国民なのか(3)

1.宮坂祐氏、死去

 前回のブログ大阪大学の宮坂先生について取り上げたが、その時点では、私は宮坂先生の息子さんの件についてはまったく知らなかった。最初、その衝撃的なニュースを目にした時、私はフェイクニュースではないかと疑った。

 ワクチン推進派として名高い宮坂先生のご子息が、ワクチン接種後にくも膜下出血によって亡くなったという話は、いかにもフェイクな筋書きに見えたからだ。だが調べてみると、「くも膜下出血で亡くなった」ということは事実だと明らかになった。

 

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宮坂昌之氏 大阪大学名誉教授

 

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宮坂祐氏 株式会社ビービットエグゼクティブマネージャー

 宮坂祐氏は、Web関係のコンサルタントとして、日本の第一人者であったようだ。氏は2021年8月2日にはプロジェクトメンバーたちとの会議に参加していたとのことである。その翌日にくも膜下出血で倒れ、緊急搬送。すぐに手術となったが、8月20日、残念ながら永眠されたとのことである。

 

markezine.jp

 

 宮坂祐氏がくも膜下出血によりお亡くなりになったことの原因は果たしてワクチンにあるのか。その因果関係については、私にはわからない。そもそもワクチンを打っていなかった可能性もある。だが以下のページによると、宮坂祐氏は二回目のワクチン接種の副反応から復活した際に、白ワインとパエリアでお祝いしたそうである。

 

www.worldofgosen.com

 

 以下の記事によると、宮坂祐氏には2011年に生まれた息子さんがいたそうである。家族を残し、仕事を残し、一流のコンサルタントとして未来を期待されていた宮坂祐氏が、45歳の若さでお亡くなりになったことは大変残念なことである。お悔やみ申し上げたい。

 

ameblo.jp

 

2.コロナに勝ち、スパイクタンパクに負ける

 宮坂祐氏がくも膜下出血で倒れた約2週間後に、医師である西川史子氏が脳出血で倒れた。こちらもワクチンとの因果関係は不明である。

 

news.livedoor.com

 

 因果関係はまったくわからないが、「わからない」ことは安全性の証明にはならない。宮坂祐氏や西川史子氏の脳出血の原因がワクチンであると断定することは不可能であるが、ワクチンのメカニズムから考えれば、このワクチンが脳出血を起こす可能性は十分にあり得る。

 

news.yahoo.co.jp

 

biz-journal.jp

 

 コロナワクチンを接種すれば、その成分は全身に行き渡る。それは脳だけでなく、全身のどこかで出血を起こす可能性がある。それについては第百三回ブログ以降において詳述したので見ていただければと思うが、ここではワクチンによって体内で作られるスパイクタンパク自体が危険性を持っている可能性について紹介しておきたい。

 

hc.nikkan-gendai.com

 

 体内でスパイクタンパクが大量に生み出されれば、それに対する免疫抗体ができる。ワクチンによって、体の中でスパイクタンパクに対する攻撃準備が整うわけだ。こうして防衛体制ができた後にウイルスが入って来るなら、我々はウイルスをそれほど恐がる必要はない。ワクチンを打った人の体には防衛体制ができているのだから、ウイルスが入ってきても重症化することはないというメカニズムである。

 

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コロナウイルスの細胞の構造

 だが、ワクチンによってコロナに打ち勝っても、人体はスパイクタンパクに負けるかもしれない。宮坂祐氏や西川史子氏、あるいは体の様々な部位の出血で苦しんだ世界中の人々は、もしかしたら体内で急激に増えたスパイクタンパクによって打撃を受けたのかもしれない。もちろん、証拠はない。だが可能性としてはゼロではない。

 

3.イスラエルの現在は日本の未来

 カイ・コーヘン(Kai Cohen)さんは、日本人の父とイスラエル人の母の間に生まれ、東京都練馬区で育ったそうである。小学校は日本、中高はイスラエル、その後イスラエルでは徴兵制があるために軍に入った。徴兵が終わった後に日本に戻り、慶応大学に進学。現在は通訳業をしながら、タレントとして活躍している。

 

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カイ・コーヘン(Kai Cohen)さん

 なお、コーヘン(CohenまたはCoenコーエン)は古代イスラエル時代の世襲の祭司を意味し、ユダヤ系の人物では非常に多い姓である。イギリスのピアニストであるハリエット・コーエン(Hariiet Cohen)、アメリカの映画監督コーエン兄弟(Coen Brothers)、イギリスの映画監督・俳優のサシャ・バロン・コーエン(Sacha Baron Cohen)といった有名人は、皆ユダヤ系である。

 

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Hariiet Cohen(1895 - 1967)



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Coen Brothers コーエン兄弟(映画監督)

 

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Sacha Baron Cohen サシャ・バロン・コーエン(映画監督、俳優)

 イスラエルはワクチン先進国であり、接種率は8割をこえる。日本でワクチンが広まる以前に、イスラエルでは接種が進み、その後ワクチンパスポートの制度が導入されている。ワクチン推進派の人々からすれば、正に羨ましいほどの先進国である。

 だが、世界最先端のワクチン国家で、コロナが終息する気配はない。むしろ感染爆発が起きている。

 

news.yahoo.co.jp

 

www.data-max.co.jp

 

 この点、カイ・コーヘンさんの話は日本というコロナ対策後進国からすれば大変興味深いものである。日本とイスラエルという二つの母国を持っているカイ・コーヘンさんは、両国の状況を知っている。イスラエルの現在の状況は、日本の未来の姿となりえるから、コーヘンさんの話に耳を傾けることは損にならないのではなかろうか。

 

www.youtube.com

 

 コーヘンさんはイスラエルの失敗経験から、日本ではワクチンパスポートを導入しない方がいいと述べている。パスポートのために打ちたくないワクチンを打たざるを得なくなり、打つか打たないかは個人の自由と責任であるというワクチン制度の根幹が崩れるからである。

 コーヘンさんの別の動画に紹介されているが、イスラエルでは親が子どもを感染者に近づけさせ、あえてコロナに感染させることによって子どもに抗体証明を取らせるという本末転倒の事態まで出ているようである。

 本来、ワクチンは重症化を避けるためのものである。この根本が忘却され、パスポートがなければ仕事に行けなくなり、生活費の獲得のためにワクチンを打つとなると、話は滅茶苦茶になってくる。コロナで死にたくないからワクチンを打つのではなく、失業して飢え死にしたくないからワクチンを打つということになるのだ。

 イスラエルは馬鹿なことをしてしまったが、日本はそれを他山の石にして、同じ轍を踏む必要はない。カイ・コーヘンはそう述べている。果たして、日本人にその教訓が活かせるだろうか。今後の数か月で判明するだろう。