戦争と平和、そして無記

国際政治や歴史、およびその根底にある人類の心のメカニズムについて考察していきます。

第百三回 新型コロナワクチンと大出血(1)

1.表のストーリーと裏の理由

 新型コロナウイルス(COVID-19)のためのワクチンが世界に広まっている。その表向きの理由は、コロナ禍に苦しむ人類の救済である。大手メディアの報道によって構築されている表世界(おもてせかい)では、ワクチンこそが救世主であると信じられている。人類がコロナウイルスに打ち勝つための絶対に必要な手段だと信じられているのだ。

 それは、支配者層(Deep State)の陰謀や金儲けではなく、中国の森に潜むコウモリから始まったとされている。悪いのは全てコウモリであるから、どこにも罪人はいないというわけである。人類は不運なことに、コウモリからウイルスを貰い、そのために世界的に苦しんでいるというわけである。

 この災厄に断固として戦う決意を示したのが、各国政府の首脳たち、科学者たち、そして製薬会社たちである・・・各国政府はファイザー等の製薬会社や科学者たちと連携し、一秒でも早く、人々の間にワクチンが普及すべく努力し、また我々一般国民もそれを強く望んでいる・・・ということになっている。

 こうしたストーリーが、ワクチン世界普及の表向きの理由となっている。だが、表があるということは、当然、裏もあるということである。このブログの読者の方々は、「表の物語」に簡単に騙されてしまうほどにナイーブではないだろう。

 日本においても「早くワクチンをうちたい」という肯定派は7~8割にとどまるようである。つまり、2~3割は疑念を持っているのである。それは、健全な精神なら当然に持つ疑念だと言えよう。

 

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 大手メディアは表の理由しか報道しない。もちろん、ワクチンに対する副反応など、ネガティブな面も報道されている。また、今後ワクチンによる死者が増加すれば、それも報道されるかもしれない。しかしいずれにせよ、それらは必ず表面的なものに終始するはずだ。

 このブログでは百回以上に渡り、表のストーリーの背後には裏の理由があることについて述べてきた。だからこのブログの読者の方々は、テレビや新聞によるワクチン報道では満足しないだろう。そうした表面に浮遊する洗脳言説の奥底にどんな欲望が潜み、我々一般市民はどのようにその餌食となっていくのか。そうした深層を読者は知りたいはずである。

 今回のワクチンがmRNAが組み込まれた新たな構造によるワクチンであり、これまでのインフルエンザワクチンとは仕組みが全く異なること。通常はどんなに早くても5年はかかる厚労省の承認が、あっという間の早業でなされたこと。副反応として発熱や頭痛、腕の痛み、全身の倦怠感といったものがあること。場合によってはアナフィラキシーショックにより、死に至る危険性があること。これらのことは大手メディアも報じているので、今や誰でも知っている。

 問題はそうした表面的事実ではなく、その奥に潜む原因である。もちろん、どんな薬品であろうと、あるいはワクチンであろうと、副作用、副反応というものは存在する。リスクゼロのワクチンは不可能であるから、ある程度の危険性は国民も覚悟しなければならない。

 だが、今回のワクチンは旧来のものとは仕組みがまったく異なる。だから、我々がそのリスクを考慮する場合も、ワクチンの組成に遡った考察が必要である。効能と副反応を主軸とした考察は、いかにも表面的であり、マスコミはそれに終始するが、それでは以下のような記事を読んだ時にも、なぜ厳しい副反応に晒され、場合によっては大出血にまで至るのか、原因がわからないままだ。

 

アストラ製ワクチン打った元テコンドー世界チャンピオン、足を切断「腫れて血が噴き出た」

 

エリック・クラプトン、ワクチン接種に警鐘「二度とギターを弾けなくなると思った」

 

松井大輔がコロナワクチンで副反応「体全体に痛み、頭痛、怠さ、これはキツイですね」

 

2.コロナを踏み台にして癌で儲ける

 デーヴ・ミアーズさんの事例は他人事ではない。我々もこのワクチンをうった場合、大出血し、場合によっては死に至る可能性がある。だが、私はワクチンを全面否定したいという思いはない。大事なことは全否定ではなく、リスクの深層にある仕組みを理解し、どのような場面で自分がワクチンをうつかを冷静に判断することであろう。

 そもそも、なぜ製薬会社や各国政府は、このような危険性のあるワクチンを一秒でも早く国民にうちたがっているのか。表の理由としては、国民をコロナウイルスから救うためである。だが、裏の理由もある。このブログの読者は気づいているだろう。もちろん、金儲けのためである。

 だが、その金儲けは今回のワクチンの売上による利益にはとどまらない。今回のワクチンは、更なる金儲けのための撒き餌にしか過ぎない。この点、北海道で医師をしているシカハンターさんがYoutubeで非常にわかりやすい説明をしている。

 

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 今回のコロナ禍により、ワクチン会社は膨大な利益を上げる。当然、そこに資金注入している投資家も莫大な利益を得る。だが、その巨額の金儲けは、その後の更なる金儲けのための下準備に過ぎない。本丸はコロナではなく癌なのだ。

 癌治療で大儲けするためには、今回のワクチンの基本的な型であるmRNA入りのリピドナノパーティクル(固体脂質ナノ粒子)を治験しなければならない。しかし、通常の状態ならその治験には莫大な経費がかかるであろう。誰が好き好んでリピドナノパーティクルを体内に入れるだろうか。普通なら治験者を集めるのも大変だろう。

 だが、コロナウイルスが世界に蔓延した状態なら、膨大な数の人々が志願して人体実験をしてくれる。しかも、その経費を払うのは製薬会社ではなく国民だ。国民が血税で製薬会社からワクチンを買い、進んでリピドナノパーティクルを体内に入れ、人体実験に参加してくれる。

 製薬会社と投資家からすれば、これほどうまい話はない。政治家やマスコミも、その利益共同体の成員である以上、彼らが国民にこのことを知らせるはずはない。だからYoutubeも、上記動画は歓迎していないようで、Youtubeの検索窓に「ファイザー社が最終的に目指すところ」と入力しても、上記動画は出てこないように設定されている。

 試しにYoutubeの検索ボックスに、一字一句間違いなく「ファイザー社が最終的に目指すところ」と入力してみるといい。まったく関係のない動画が次から次へと出てくるはずだ。しかもそれらの動画はファイザー社を肯定するものばかりである。

 ただ、製薬会社の金儲けシステムについて理解しても、ワクチンをうった人がなぜ大出血する可能性があるのか、それについてはまだ読者も不明瞭であろう。また、このワクチンが上記のようなどす黒い欲望によって成り立つものであっても、私はこのワクチンを全否定するつもりはない。それについては次回以降に述べたい。