戦争と平和、そして無記

国際政治や歴史、およびその根底にある人類の心のメカニズムについて考察していきます。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第二十五回 CSIS、その歴史と日本との関係(3)

1.「布教=支配」という原則 イエズス会が鋼の精神で世界的にその布教の波を広げるとともに、イエズス会から影響を受けた貴族、すなわち騎士達も、ヨーロッパで目覚ましい戦果を挙げる。イエズス会の強固な精神力と規律を重んじる組織作りのノウハウは、強…

第二十四回 CSIS、その歴史と日本との関係(2)

1.イグナチオ・デ・ロヨラと学校システム イエズス会初代総長であったイグナチオ・デ・ロヨラ(1491-1556)は、もともとバスク地方アスペイティア(現在のスペイン東北部)の騎士であり軍人であったが、29歳の時、戦地での負傷をきっかけに療養生活に入る…

第二十三回 CSIS、その歴史と日本との関係(1)

1.税金の使い道はCSISが決める 日本人のほとんどは、自分が毎月いくら税金を払っているのかおそらく知らないだろう。また、日本人でCSISについてよく知っている人は、ほとんどいないだろう。そうなると、日本国民が納めた税金を、CSISと日本の為政者がスク…

第二十二回 この国の税金の使い道

1.税金が高く、福祉が薄い国 日本人は生涯において、どれくらいの税金を払うのだろうか。自分が生涯に払う税金の合計について、知っている人はあまりいないだろう。 生涯「税金」はいくら払うか https://president.jp/articles/-/433 例えば生涯納税額の合…